食を支える会

第27回勉強会のご報告

2018/05/18(金)

なかたに歯科クリニックの三浦です

第27回勉強会が無事に開催できました

ST金田先生よりコメントを頂きました

本日も食を支える会に参加頂いた皆様お疲れ様でした。
今回は大塚製薬の川本様より、摂食嚥下機能についてと評価方法、及びエンゲリード、プロセスリード、OS1、リハデイズにおけるそれぞれの使用方法について説明を行って頂きました。
重症の嚥下障害の方には特にエンゲリードを開始食、あるいは訓練として使用させて頂きますが、凝集性に優れ、離水にも配慮されており非常につかいがっての良い製品です。プロセスリードは次の段階となる咀嚼能力を評価、訓練することに特化したゼリーであり、咀嚼嚥下訓練を行う際に重宝します。味は賛否両論でしたね(^_^;)
OS1は皆様が御周知の通り、水分補給、特に脱水時における電解質に配慮した水分補給方法であり、点滴にたよるだけでなく経口補水液として脱水を是正する事のできる製品となっています。
リハデイズはBCAAのなかでも特にロイシンを強化しており、筋合成を誘導しやすい性質を持っています。また、脂質には中鎖脂肪酸を使用することでエネルギーへの変換効率も良く、リハ栄養に特化した製品となっています。
超高齢化社会を迎えている日本にとって、加齢や不活動、疾患、薬剤と言った多様多様な要因を含んだ嚥下障害をもった方が増えていくことは目に見えており、栄養+嚥下に対する対応はとても重要です。
現在、栄養補助食品や嚥下障害食品は各社より様々な製品が開発されており、その使用方法や対象となる方々を使用する医療者がしっかりと理解しておく事が大事ですね。