ST金田先生より

本日も食を支える会に参加頂いた皆様お疲れ様でした。
本日は前回に続いて完全側臥位法について甲南医療機器の前田さまより講義をして頂きました。
病院で食べることが出来ないと診断され口から食べられることを諦めてしまったかたでも、その後完全側臥位法で口から食べられるようになった症例などまだまだ完全側臥位法は可能性に満ちた姿勢調整法です。
臨床的にも側臥位になることで明らかに誤嚥の減少を認めますし、多様な症例に対して使用することで効果も実感しています。
また唾液誤嚥予防の方法としての回復体位も理に叶っており、病院、施設を含めて広めていきたいと思います。
まだまだ誤嚥性肺炎の患者様に対しての治療法には様々な視点があると感じています。
これからも増加していくと予想される誤嚥性肺炎の予防、入院により起こる合併症と考えられる院内肺炎の予防のためにも完全側臥位法、回復体位を実践し、早期退院・早期在宅復帰・再入院の予防、また、より長く安全に経口摂取が行えるように患者様、利用者様に介入していきたいと思います。